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ピロリ菌とは
ピロリ菌は、正式には「ヘリコバクター・ピロリ」と呼ばれる細菌の一種で、ヘリコはらせん、バクターは細菌、ピロリは胃の出口にあるピロリスをいう部分(ラテン語)を意味しています。この菌は、最初にピロリスで見つかったため、このように呼ばれるようになりました。
通常、細菌は胃の中の強い胃酸によって死滅しますが、ピロリ菌は胃の中にある尿素を二酸化炭素とアンモニアに分解し、アンモニアで酸を中和させることで、自分の周りだけ酸性度を弱くして生きています。一方、酸素がある大気中で発育することはなく、酸素にさらされると死滅していくという特徴を持っています。ピロリ菌はわずか3マイクロメートルの大きさで、4本から7本のべん毛を回転させて、胃の中を移動していきます。
ピロリ菌によって、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、そして胃がんが発生することが近年明らかになってきました。早めにピロリ菌の検査を受けて、感染している方はすぐに除菌をするようにしましょう。
ピロリ菌の検査方法
ピロリ菌を調べるには、胃内視鏡検査、尿素呼気試験、抗体測定、便中抗原測定などがあります。
便中抗原測定
便の中にピロリ菌の抗原が含まれているかどうかを調べる検査です。直接ピロリ菌の存在を調べる方法で、かつ患者様には大きな負担がなく精度も高い検査です。
尿素呼気試験
ピロリ菌は尿素を二酸化炭素とアンモニアに分解する働きを持っています。そのため、尿素を投与して、15分後くらいに呼気に含まれている二酸化炭素の量を測定すれば、ピロリ菌に感染しているかどうかを判定することができます。高精度で簡便な検査です。
抗体測定
ピロリ菌に感染すると、体内で抗体が作られます。血液や尿を調べて、この抗体が含まれていないかどうかを調べるのが抗体測定です。
ピロリ菌の除菌方法
検査によってピロリ菌に感染していることが確認されましたら、すぐに除菌治療を始めるようにしましょう。除菌の方法は飲み薬の服用です。ピロリ菌を除去するための決められた抗生物質と胃酸の分泌を抑える薬を飲み、1ヶ月後に再度ピロリ菌検査をして除菌に成功したかどうかを確認します。この除菌方法での成功率は70~90%であると言われており、上手くいかなかった方は、薬の種類を変えて再度除菌をしていくことになります。
胃がんとピロリ菌の関係
胃の中にピロリ菌が住み着くようになると、胃の粘膜に炎症が起きて、胃の痛み、不快感、吐き気などを伴う慢性胃炎になります。これが進行すると、胃が萎縮して薄くなる萎縮性胃炎となりますが、これは既に「前がん状態」と言われている状態です。日本人の胃がん発症者の99%はピロリ菌に感染していたという報告がありますので、ピロリ菌に感染している方は、できるだけ早めに除菌をするようにしましょう。
胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍とピロリ菌の関係
ピロリ菌は、胃の壁で毒素を出して細胞を弱らせてしまいます。その結果、胃の粘膜が炎症を起こして胃炎になったり、胃や十二指腸の粘膜で潰瘍ができたりすることになります。胃の痛みなど、何かしら症状がある方は、まずは一度ピロリ菌検査を受けておくようにしましょう。